杉森宮子先生がご逝去されました。

お通夜・告別式は下記のとおり執り行われますことをお知らせいたしますとともに、謹んでお悔み申し上げます。

　お通夜：　2019年12月7日（土）　18:00～

　告別式：　2019年12月8日（日）　11:00～

　場所　：　くらしの友雪谷総合式場

　　　　　　大田区石川町２丁目５−２（ TEL: 03-5754-0550 ）

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「なでしこたより」20号（2010年）より

私は家庭科の講師として1977年母校に奉職、翌年専任になりました。それから32年体力的にも限界を感じ、3月末日をもって退職しました。

長い間にはいろんなことがありましたが、中でも思い出ふかいのは、1988年暑くて不評だった夏の制服を、清楚で知的な可愛いものに変えようと、西村弘子現校長と相談し、生徒も一緒になって考え現在のものにしたこと、2002年から2005年にかけて校舎の改築が行われ、グランドに仮校舎を建て中等部の授業を、高等部の授業は旧校舎で行いながら、職員室も二つに分かれ、私は主に中等部を任されましたが行ったり来たりで大変だったことです。

私が中学生だった頃から形を変えて今も引き継がれている朝掃除、捨我精進の精神を象徴する行動のひとつとして、先頭に立ってやってまいりました。いつの間にか道路沿いの会社の方もご自分の会社前から保育園の角までを掃除なさるようになりました。生徒の活動が近隣の方たちの心を動かしたものと、嬉しく思いました。

1985年から農家に3泊4日、中2の生徒を泊めていただき、農家の暮らしを体験するという学習を行っております。最初は長野県の八坂村、次いで山形県の尾花沢、2003年から平田町（現酒田市）に移りましたが、地元の皆様との交流は、美しい鳥海山の山容とともに、強く印象に残っております。

32年夢中でやってまいりましたが、至らないことが多く、先生方や同窓生の皆様、その他沢山の方々に助けていただきました。心から御礼申し上げますとともに、皆様のご健勝と母校の発展をお祈りいたします。